このブログでは、ストレチックス本部著書『70歳からのゆる~い筋トレ&ストレッチ』でお伝えしきれなかった内容を、現場での知見をもとに、より分かりやすくお届けしています。
今回のテーマは、「歩く」と「走る」の違いについてです。

はじめに|健康のためには“歩く”と“走る”どっちがいい?

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「健康のために何か運動を始めたい」
そう思ったとき、多くの方がまず思い浮かべるのが、
・ウォーキング
・ランニング
ではないでしょうか。
特別な道具も必要なく、今日から始めやすい。
だからこそ、「まずは歩こうかな」「走った方が効果が高そう」と考える方はとても多いです。
ただ実際には、
「歩くだけで意味あるの?」
「やっぱり走った方が健康的?」
「痩せたいなら走るべき?」
そんな疑問を感じている方も少なくありません。
確かに、どちらも体に良い運動です。
しかし実は、“体への負担”や“得られる効果”には大きな違いがあります。
そして、自分の体の状態に合わない方法を選んでしまうと、
逆に疲れや不調につながってしまうこともあるのです。

「歩く」と「走る」は似ているようで全く違う

一見すると似ている動きですが、歩行とランニングでは、体の使い方は大きく異なります。
歩く場合は、必ずどちらかの足が地面についています。
つまり、体重移動を比較的安定した状態で行っています。
そのため、
・関節への衝撃が少ない
・筋肉への負担が穏やか
・呼吸が乱れにくい
という特徴があります。
一方、走る場合は、一瞬ですが両足が地面から離れる時間があります。
その分、着地時には体重の何倍もの衝撃が体に加わります。
特に負担がかかりやすいのが、
・膝
・股関節
・足首
・腰
です。
つまり、走るという動作は、体に対してより強い刺激を与える運動なのです。

走ることで得られるメリット

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もちろん、走ることには多くのメリットがあります。
例えば、
・心肺機能の向上
・消費カロリー増加
・筋力アップ
・ストレス発散
・達成感を得やすい
などです。
特に「運動した感覚」を得やすいため、
スッキリ感や爽快感を感じやすい方も多いでしょう。
汗をしっかりかくことで、「頑張れた」という満足感にもつながります。
また、短時間でも運動量を確保しやすいため、忙しい方にとっては効率の良い運動とも言えます。

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ただし、走るには“土台”が必要

一方で、走るという運動は、体への負担も大きくなります。
特に注意したいのが、「体が整っていない状態」で走ることです。
例えば、
・股関節が硬い
・足首がうまく動かない
・姿勢が崩れている
・体幹が弱い
・筋肉が硬い
こうした状態で走ると、衝撃をうまく吸収できず、一部に負担が集中してしまいます。
その結果、
・膝が痛くなる
・腰が張る
・足首に違和感が出る
・疲れが抜けにくい
といった状態につながります。
つまり、「走ること」そのものが悪いのではなく、
“走れる状態ではない体”で無理をしてしまうことが問題なのです。

「歩く」は地味だけど非常に優秀な運動

一方でウォーキングは、「軽い運動」というイメージを持たれがちです。
しかし実際には、非常に優秀な全身運動です。
歩くことで、
・血流が良くなる
・代謝が上がる
・自律神経が整う
・姿勢維持筋が働く
・体力維持につながる
など、多くのメリットがあります。
さらに、歩行は日常動作に近いため、体への負担が比較的少なく、継続しやすいという特徴があります。
「頑張りすぎない運動」だからこそ、長く続けやすいのです。

40代以降は“回復力”も考える必要がある

若い頃は多少無理をしても、筋力や体力でカバーできます。
しかし40代以降になると、
・筋肉の柔軟性低下
・関節への負担増加
・回復力低下
などが起こりやすくなります。
そのため、「頑張る運動」が逆に疲労を溜めるケースも増えてきます。
実際に、
「健康のために走り始めたのに膝が痛くなった」
「疲れが抜けなくなった」
という方は少なくありません。
だからこそ大切なのは、“追い込むこと”ではなく、“続けられること”なのです。

実は「歩く方が合う人」も多い

現場で多くの方を見ていると、
・運動不足期間が長い
・疲れやすい
・体が硬い
・姿勢が崩れている
こうした方は、まず歩くことから始めた方が体に合うケースが多くあります。
無理に走るよりも、
・正しく歩く
・呼吸を意識する
・気持ちよく歩く
この方が、結果として健康的な体につながりやすいのです。

大切なのは「どちらが優れているか」ではない

ここで重要なのは、
「歩く」と「走る」のどちらが優れているかではありません。
本当に大切なのは、
“今の自分の体に合っているか”
という視点です。
疲れが溜まっているときには歩く。
体力がついてきたら軽く走る。
そうやって、その時の体の状態に合わせて選ぶことが重要です。

ストレチックスが大切にしていること

ストレチックスでは、
「頑張れる体」ではなく、
「無理なく動ける体」
を重視しています。
そのため、
・股関節の柔軟性
・足首の動き
・姿勢バランス
・体幹の安定
などを整え、“動きやすい土台”をつくることを大切にしています。
土台が整うことで、
・歩きやすい
・走りやすい
・疲れにくい
・痛みが出にくい
体へと変わっていきます。

まとめ|健康に必要なのは「頑張りすぎないこと」

歩くことにも、走ることにも、それぞれ良さがあります。
ただし、どちらが正解というわけではありません。
今の体の状態に合った方法を選び、無理なく続けること。
それが、健康的な体づくりには何より大切です。
特に大切なのは次の3つです。
・「頑張る運動」より「続けられる運動」を選ぶ
・疲れや痛みが出る場合は体の土台を見直す
・歩く・走る以前に“動きやすい体”を整える
もし今、
「運動すると疲れすぎる」
「頑張るほど不調が出る」
そんな感覚があるなら、まずは歩くことから見直してみるのもひとつの方法かもしれません。
体は、正しく使えば、ちゃんと応えてくれます。

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