このブログでは、ストレチックス本部著書『70歳からのゆる~い筋トレ&ストレッチ』でお伝えしきれなかった内容を、現場での知見をもとに、より分かりやすくお届けしています。
今回のテーマは、多くの40代・50代女性が悩む「巻き肩」についてです。

はじめに|なぜ巻き肩は何年も治らないのか?

「肩甲骨を寄せるように意識している」
「毎日ストレッチをしている」
「整体やマッサージにも通っている」
それなのに、
気づけばまた肩が前に入っている。
写真を見ると猫背気味。
肩こりも首こりも変わらない。
そんな経験はありませんか?
実は巻き肩が何年も改善しない人には共通点があります。
それは、

肩だけを治そうとしていること。

実際には、巻き肩の原因が肩にあるケースは少なく、多くの場合は別の場所に問題があります。
だから肩ばかりを揉んだり伸ばしたりしても、根本的な改善につながらないのです。

巻き肩とはどんな状態?

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巻き肩とは、肩が本来の位置よりも前方へ引っ張られた状態です。
横から見ると、
・耳より肩が前にある
・腕が体の横ではなく前側にある
・胸が閉じている
・背中が丸まっている
という特徴があります。
最近では、
・スマホ
・パソコン
・タブレット
などの使用時間増加により、巻き肩の方が急増しています。
しかし本当に問題なのは姿勢そのものではなく、

その姿勢を作っている体の状態です。

巻き肩の原因① 胸の筋肉が縮んでいる

巻き肩の方の多くに見られるのが、
胸の前側にある大胸筋や小胸筋の硬さです。
長時間スマホやパソコンを見る姿勢では、
腕が前に出ます。
すると胸の筋肉は縮んだ状態が続きます。
筋肉には「形状記憶」のような特徴があります。
縮んだ状態が長く続くと、その長さが普通になってしまうのです。
その結果、
肩が常に前へ引っ張られるようになります。
つまり肩は原因ではなく、
胸の筋肉に引っ張られた結果なのです。

巻き肩の原因② 肩甲骨が動いていない

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「肩甲骨を寄せましょう」
という言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。
しかし実際には、
肩甲骨を動かせている人は非常に少ないのです。
巻き肩の人は、
・肩甲骨が背中に張り付いている
・肩甲骨の感覚がない
・腕ばかり使っている
という特徴があります。
本来、肩甲骨は上下左右に大きく動くパーツです。
しかし動かなくなると、
肩周りの筋肉だけで姿勢を支えることになります。
すると肩こりや首こりが慢性化し、巻き肩も改善しにくくなるのです。

巻き肩の原因③ 背骨が硬い

意外に見落とされるのが背骨です。
背骨は一本の棒ではなく、多くの関節が連なってできています。
しかし現代人は、
・デスクワーク
・スマホ
・車移動
などによって背骨を動かす機会が減っています。
すると背中が丸まりやすくなります。
背中が丸まると、
自然と肩は前へ出ます。
つまり巻き肩を改善するには、
肩だけでなく背骨の柔軟性も重要なのです。

巻き肩の原因④ 呼吸が浅い

現場で驚くほど多いのが、
呼吸の浅さです。
巻き肩の方は、
・胸が動かない
・肋骨が硬い
・息を吐き切れない
という特徴があります。
呼吸が浅くなると、
首や肩周りの筋肉を使って呼吸するようになります。
これを補助呼吸筋と呼びます。
本来はリラックスしているはずの時間も、
肩が働き続ける状態になるのです。
結果として、
肩こり

巻き肩

呼吸が浅くなる

さらに肩がこる
という悪循環が起こります。

巻き肩の原因⑤ 骨盤の位置が崩れている

実は巻き肩は上半身だけの問題ではありません。
骨盤も大きく関係しています。
例えば、
骨盤が後ろに倒れると、
バランスを取るために背中が丸くなります。
すると、
頭が前に出る

肩が前に出る

巻き肩になる
という流れが起こります。
つまり、
骨盤の崩れが肩まで影響しているのです。

なぜストレッチをしても戻るのか?

多くの方が、
・肩を回す
・肩甲骨を寄せる
・胸を伸ばす
といったセルフケアをしています。
もちろんそれ自体は悪くありません。
しかし、
胸だけ硬いわけではない
肩甲骨だけ動かないわけではない
骨盤だけ悪いわけでもない
のです。
体はすべてつながっています。
原因が複数あるのに、
肩だけをケアしても改善しきれないのは当然です。
だから、
「その場では良くなるけど戻る」
という状態を繰り返してしまいます。

巻き肩が引き起こす不調

巻き肩を放置すると、
肩こり以外にも様々な不調につながります。
例えば、
・首こり
・頭痛
・眼精疲労
・背中の痛み
・呼吸の浅さ
・疲れやすさ
・自律神経の乱れ
などです。
さらに、
・猫背
・二重あご
・ぽっこりお腹
・老け見え
にもつながります。
実際に後ろ姿だけで年齢を感じさせてしまう方の多くは、巻き肩を抱えています。

若々しく見える人の共通点

反対に若々しく見える人には共通点があります。
それは、
・肩の力が抜けている
・胸が自然に開いている
・呼吸が深い
・肩甲骨がよく動く
・姿勢を頑張っていない
ということです。
重要なのは、
無理に胸を張ることではありません。
体全体がバランス良く使えていることです。

今日からできる改善習慣

巻き肩改善のためには、
まず固まり続ける時間を減らしましょう。
おすすめは、

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・1時間に1回立ち上がる
・胸を開いて深呼吸する
・肩を大きく回す
・歩く時間を増やす
・スマホを見る位置を上げる
といったシンプルな習慣です。
ポイントは、
「良い姿勢を頑張る」
ではなく、
「固まらない体を作る」
ことです。

ストレチックスが考える巻き肩改善

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ストレチックスでは、
巻き肩を肩だけの問題として考えません。
重要なのは、
・胸の柔軟性
・肩甲骨の可動性
・背骨の動き
・呼吸
・骨盤の安定
です。
これらを整えることで、
肩が自然と正しい位置へ戻りやすくなります。
結果として、
・肩こりが楽になる
・呼吸が深くなる
・姿勢が整う
・疲れにくくなる
という変化につながります。

まとめ|巻き肩の原因は肩ではない

巻き肩が何年も治らない人ほど、
肩だけを治そうとしている傾向があります。
しかし本当の原因は、
・胸の硬さ
・肩甲骨の動きの低下
・背骨の硬さ
・呼吸の浅さ
・骨盤の崩れ
など、体全体に隠れています。
だからこそ、
肩だけを揉むのではなく、
体全体のつながりを見ることが大切です。
もし今、
「何年も巻き肩が治らない」
「肩こりが繰り返される」
「姿勢を意識しても戻ってしまう」
と感じているなら、一度肩以外の場所にも目を向けてみてください。
巻き肩は年齢のせいではありません。
体の使い方を整えることで、今からでも十分に変えていくことができるのです。

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