
このブログでは、ストレチックス本部著書「70歳からのゆる~い筋トレ&ストレッチ」で書ききれなかった、日常の不調とストレッチの関係についてお伝えしています。
今回のテーマは 「四十肩(肩関節周囲炎)」を正しく理解すること です。
■ はじめに
40代〜50代女性の来店理由で特に増えているのが「肩の痛み」。
その中でも、

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服を着るときに肩がズキッとする
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ブラホックが留められない
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髪を結ぶ動作がつらい
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上の棚の物を取ると激痛
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夜寝ていて急に痛みで起きる
これらは 典型的な“四十肩の初期症状” です。
四十肩は「年齢のせいで突然起きるもの」と思われがちですが、実はそうではありません。
数ヶ月〜数年かけて肩周囲の組織が硬くなり、血流が悪化し、筋膜が縮み、関節包が固くなる──そんな“肩の老化プロセス”の結果として発症します。
つまり、四十肩は いきなり起きる肩トラブルではなく、長年の積み重ねの最終段階 なのです。
■ 四十肩とは?医学的には「肩関節周囲炎」
四十肩は正式名称を「肩関節周囲炎」といい、肩関節を包む筋肉・腱・靭帯・関節包などが炎症を起こし、痛みと動きの制限が出る状態です。
よく混同される「五十肩」との違いですが──
病気としては同じです。
年齢の違いだけで、症状や対処はほぼ共通です。
✔ 四十肩の本質
四十肩の大きな特徴は、
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“動かすと痛い”のに
-
“動かさないともっと悪化する”
という厄介な性質を持っていること。
これは肩関節が人体の中でも特に構造が複雑で、しかも非常に可動域が広い関節だからです。
身体のどの関節よりも“サボらせると固まりやすい”。
このため、四十肩は放置すると治るのに半年〜2年を要することがあります。
■ 「四十肩のはじまり」で起きている体の変化
痛みが出る前から、肩の内部では次のような変化が起きています。
●① 腱・筋膜が硬くなる
デスクワーク・家事・スマホ姿勢で肩が前に出ると、肩周りの筋膜が縮み、伸びにくくなります。
●② 関節包(関節を包む袋)が縮む
これが四十肩の本質的原因。
関節の袋が縮むことで、腕が「後ろ・上・外」に動きにくくなります。
●③ 肩甲骨が動かなくなる
40代女性の多くが「肩甲骨が固い」。
肩甲骨は肩の土台なので、ここが動かないと必ず肩を痛めます。
●④ 血流が悪くなり炎症が起きやすくなる
ストレス・冷え・運動不足が重なると、肩の深部に慢性的な炎症が起こりやすくなります。
痛みが出てから「急に悪くなった」と思うのは、表面化しただけで、原因はもっと前から進行しているためです。
■ 日常の痛みが“四十肩の警告サイン”
次のような行動でズキッと痛む場合は、初期と考えてよいでしょう。

✔ 背中に手が回らない
→ ブラホックがしづらい
→ 後ろポケットが触れない
肩後方の組織が固くなっています。
✔ 洋服の袖を通すときの痛み
外旋(腕を外側にひねる動き)が制限されています。
✔ 電車で吊革を持つと痛い
挙上動作の制限。肩のインナーマッスルが弱っています。
✔ 夜の痛み
横向きで寝られない・寝返りで痛む
→ 四十肩の代表症状です。
✔ 肩は上がるのに“ある角度だけ激痛”
これも四十肩初期の特徴。
「まだ動くから大丈夫」と思いがちですが、初期の放置が最も危険です。
■ 四十肩が女性に多い理由
40〜50代女性が四十肩になりやすい背景には、女性特有の体の変化があります。
●① 女性ホルモンの減少
エストロゲンは筋肉・腱の柔軟性を保つ働きがあります。
更年期に向けて減少すると、肩周りの組織が硬くなりやすくなります。
●② 冷えや血行不良
女性は筋肉量が男性より少なく、末端が冷えやすい傾向にあります。
これが肩の慢性的な炎症につながります。
●③ 家事姿勢による負担
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料理中の前かがみ
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掃除機で片側だけ使う
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子どもの世話で抱っこ
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洗濯物を干す動作
これらは肩の前ズレを強め、四十肩リスクを高めます。
●④ スマホ姿勢・デスクワークの増加
長時間の猫背・巻き肩は、四十肩の温床。
特にスマホを見る姿勢は、肩を最も早く老化させます。
■ 四十肩は悪化するとどうなる?
四十肩の進行は次の3段階に分かれます。
●【炎症期】(痛みのピーク)
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何をしても痛い
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夜痛む
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動かすと激痛
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寝返りで起きる
期間:数週間〜数ヶ月
●【拘縮期】(固まる時期)
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痛みはやや減る
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でも腕が上がらない・回らない
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可動域が極端に狭くなる
期間:半年〜1年
●【回復期】
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少しずつ動きが戻る
-
以前のように動かせるまで数ヶ月かかる
全体の治癒期間:
半年〜2年かかることも珍しくありません。
放置した人ほど治りにくいのはこのためです。
■ 病院に行くべきサイン
以下の場合は整形外科受診を推奨します。
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夜間痛が強い
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数週間痛みが続く
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腕が水平より上がらない
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事故などハッキリした原因がある
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肩以外の場所(腕・手)にしびれがある
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反対の肩も痛み始めた
四十肩だと思っていても、
腱板断裂・石灰沈着性腱炎などの場合もあります。
■ 四十肩を悪化させるNG行動
改善が遅くなる、代表的な“やってはいけない習慣”はこちら。
痛い方向に無理に伸ばす
炎症悪化・拘縮の進行につながります。
YouTubeの激しいストレッチを真似する
四十肩初期には逆効果。強い刺激は禁物。
湿布だけで様子を見る
一時的に冷やすのはOKですが、根本改善には不十分。
動かさなさすぎる
痛いからと完全に動かさないと、関節が固まり治療期間が長期化します。
猫背姿勢を放置
肩が前にズレたままだと、肩関節に常に負担がかかります。
■ 四十肩改善に必要なのは「肩以外を整えること」
四十肩は“肩の中だけの問題”ではありません。
実は肩の動きの 6割以上を肩甲骨が担っています。
つまり、
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肩甲骨の硬さ
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胸郭の狭さ
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背中の丸まり
これらが四十肩の根本原因。
肩だけをマッサージしても良くならないのはそのためです。
ストレチックスでも、痛い肩は触らず、
“肩が動くための土台” である
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肩甲骨
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胸まわり
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背骨
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体幹
これらを整える施術からスタートします。
それだけで「肩が軽くなった」「痛みが減った」と驚かれる方が非常に多いです。
■ 実際のお客様の声

「ブラホックがまた留められるようになった」
「夜の痛みが一気に減って寝られるようになった」
「肩が上がらなかったのに、施術後はスッと上まで動いた」
「家事がラクになり、肩の重さがなくなった」
四十肩は必ず良くなります。
ただし 早期に正しいケアを始めた人ほど回復が早い のも事実です。
■ まとめ|その小さな痛み、“初期サイン”かもしれません
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服を着ると痛い
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手が後ろに回らない
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夜痛む
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ある角度だけ痛む
これらはすべて四十肩のはじまり。
放置すると半年〜2年の長期不調につながります。
四十肩は、
「肩だけの問題」ではなく「全身の使い方の問題」。
肩甲骨・胸郭・姿勢を整えることで、
痛みは必ず改善します。
「年齢だから」と諦める必要はありません。
正しくケアすれば、今よりずっと動ける体を取り戻せます。
ストレチックスはあなたの肩と人生の動きを取り戻すお手伝いをします。
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